ペットと一緒に汐留のコンラッド東京に宿泊。
コンラッド東京は、ヒルトングループでヒルトンホテルの上位ホテルになるが、ヒルトンとは雲泥の差で高級感がある。
普通の部屋(ベイビュー48平米)とスイート(ベイビュースイート72平米)の2タイプがペット可であり、年に1~2回程度であるがペットと一緒に宿泊している。
やはり他の多くのペット可の高級ホテルと同じくレストランなどはペット同伴不可だが、インルームのメニューも充実しているし、インルームメニューのペットのメニューも複数種類ありどれも映える凝った作りである。
ヒルトンのダイヤモンドステータス(ヒルトンカード作って年300万くらい決済すればそれだけで取れる)を持っていると、エグゼクティブラウンジ利用や朝食無料の特典も付く。
チェックイン


1階で荷物を預かってもらい、チェックインをする際は28階までエレベーターで上がる。
ホテル内共用部ではペットはバギーやキャリーケースに入れて顔がでないようにしておかないといけない。
少し早く着くことも多いが、お部屋が空いていればアーリーチェックインをさせてもらえる。
車で行く場合、1泊の駐車料金は3,000円と非常に良心的。他の同クラスの都内高級ホテルは1泊7,000~9,000円ほど取るところが多い。バレーサービスをつけると1,000円追加になるがそれでも4,000円とかなり良心的である。
部屋
コンラッド東京はペット宿泊用に普通の部屋(ベイビュー48平米)とスイート(ベイビュースイート72平米)の2つのタイプを用意している。
プラン自体がペット宿泊用のプランなので追加で更に料金を取られることはない。
ペット宿泊可を前面に押し出しているホテルではないが、いつもスタッフさんはペットの名前を覚えて優しく声をかけてくれ、ペット歓迎ムードを感じられるのが嬉しい。
ホテルによっては「他のお客様の迷惑にならないように○○はと○○はしないでくださいね!」みたいな感じでちょっと肩身の狭い思いをすることもあるので、スタッフさん達がウエルカム感を出してくるのはペットと一緒に旅行に行くのが好きなものとしてはやはり嬉しい。
ペット可の部屋でも犬臭さなどはほとんど感じない。
お部屋によっては浜離宮が見下ろせたりする。

【ベイビュースイートキング 72平米】



リビングルームと寝室、ウェットエリアと別れており、ゆったり過ごすことができる
インルーム
コンラッドにはレストラン、お風呂、プール、ジム、エステなど一通りの設備が整っている。
レストランはペット同伴不可なのでほとんど利用したことはない。その代わりインルームを利用することはあるが内容は充実しており、多くのレストランメニューをお部屋でペットとゆっくり楽しむことができる。
ペットメニューも何種類かあるが、コンラッド東京のペットメニュー凝り具合はなかなかすごいと感じる。犬のご飯とは思えないくらいとても映えるし量も多い。食いしん坊なうちのペットですらも残してしまうほどだ。
インルームメニューの他、ホテル併設のカフェで注文できるアフタヌーンティーなどもお部屋に持ってきてくれる。ただしインルームだとアフタヌーンティーの飲み物は6種類のティーパックとお湯の入ったポットになるが十分だ。


左はペットのウェルカムサービスのお菓子。食べたことはないが人間も食べれるとのこと。
右はペット用の豆乳プリン。1,000円くらいだがかなり大きく、フルーツもふんだんに使われている。なんとマンゴーまで入っているのには驚いた。
ただコンラッドさんには全く非はないのだが、うちのペットはあまり食べてくれなかった。お腹いっぱいだったのかな?(マンゴーとかいちごとか食べてみたら人間が食べても普通に美味かった)

夕食は少し高めの3,500円する「ドギービーフタルタルステーキ カボチャのリゾット 季節の野菜添え」。見た目も綺麗でこだわりを感じる。
いつもは肉を中心に食べてる野菜を残しがちなうちのペットももりもり完食したので美味しかったんだと思う。

朝食は鶏肉コブサラダを選択。鶏肉が少しでもあとはお豆とお野菜。これもコンラッドさんには全く非はないのだがうちのペットが野菜よりも肉が大好きなので鶏肉を完食してお野菜は結構残してしまった(ちなみに余った豆を摘んで食べたが普通に美味しかった)。
ちなみにペットプランの場合、食事はついていないため何かホテルで頼む際は別料金となる(翌日の朝食もなし)。朝食はホテルで食べる方も多いと思うがインルームで頼むとなると1人5,000〜6,000円くらい追加で払う必要がある。
ただしダイヤモンドステータスを持っているとレストランやラウンジでの食事が無料となるので、それで無料で食べることはできる(朝食無料はインルームは対象外)。
そのため朝食をステータス特典で食べるのであればワンちゃんにお部屋でお留守番してもらう必要がある。
エグゼクティブラウンジ
コンラッド東京は37階にエグゼクティブラウンジがある。スイートやクラブフロアなど上位の部屋に泊まっている宿泊者の他、ヒルトンのダイヤモンドステータスを持っている人も入れる。
ダイヤモンドステータスは割と簡単に取れるのでヒルトン系のラウンジは他のホテルと比べて人が多い印象がある。
自分はコンラッド東京は結構好きだが、このラウンジは正直擁護できない程ひどい。
ハード面は立派で雰囲気は悪くないし景観も37階から都会の景色や海を見下ろせていいのだが、フードなどのソフト面が壊滅的に悪い。
まず種類・量がめちゃくちゃ少ない。高級ホテルの豪華さは全くなく、小さなサンドイッチやスコーン、ケーキなどが合計4~5種類あるくらいで供給量も少なく、前記の通り利用者は多いので、ほとんど残骸のようなものしか残ってない。
たまに供給されてもすぐにみんなとるのですぐになくなってしまう。フード類がほぼ残骸しか残っていない光景はとても高級ホテルとは思えない。
何度か行ったが結局飲み物と残骸のようなちょっとしたケーキとかしか食べれないので最近は最初からお金を出して28階のカフェラウンジや、インルームでの食事を楽しむようにしている。
スイートなどの高い部屋をエグゼクティブラウンジも楽しみにして予約していたとしたら、大分ショックを受けると思う。
個人的にはこのレベルのひどいラウンジを提供するくらいならもうマンダリンオリエンタルとかのようにラウンジがない方がいいんじゃないかと思う。せっかくのコンラッドブランドの価値を大きく下げてしまっている。ヒルトン系はエグゼクティブラウンジに入れるようになるダイヤモンドステータスが簡単にカード決済で取れてしまうのでエグゼクティブラウンジの質が低いと感じる。
ヒルトン系はえダイヤモンドステータスが簡単にカード決済で取れてしまうのでエグゼクティブラウンジの質が低いと感じる。
朝食
ヒルトン系カードを持っていると朝食無料になる。そのためかコンラッド東京もコンラッド大阪も朝食会場は混みがちでいつも10分未満だが待たされる印象がある。
今回も28階のレストランに伺ったが少し列ができていて5分ほど待った。苦痛にならない程度の時間ではあるが。
ダイヤモンドステータスがあれば37階のエグゼクティブラウンジで朝食もとれる。見た感じ朝食はラウンジも普通の朝食会場も内容は同じような感じで、よくあるエグゼクティブラウンジの方が種類が少ないというのはあまり感じなかった。
というよりも両方種類が少ないという表現が正しい。ヒルトン系はカードに朝食無料特典が付いてしまっているので、朝食は他の高級ホテルのように豪華にしすぎないようにしているのかもしれない。
まあでもいつも前日食べすぎて朝食はお腹あまり減ってないことが多いのでそれで大きく不満に感じることは少ない。
個人的には良質なタンパク質豊富なカツオのたたきとタンパク質10g配合のパルテノヨーグルトが置いてあったのが嬉しかった。

ジム
ジムは29階にある。29階は水月というフロアで24時間使えるジムと6:00-22:00まで使えるプール・お風呂がある。
ジムエリアはペットボトルの水や給水機、体組成計などもある。



マシンなどの設備もまずまず充実している。
有酸素系はウォーキングマシン6台、ステップマシン2台、エアロバイク2台。

また胸や足など部位をトレーニングするマシンが数台ある。


重量系はフリーウェイトはないがスミスマシンが1台あるため、高重量のスミスベンチプレス、スクワット、デッドリフトも可能。

ケーブルマシンも1台置いてある

ダンベル系も充実しており1〜10キロは1キロ刻み、それ以降は34キロまで2キロ刻みで揃っている。



高重量を扱うトレーニーを想定してトレーニングベルトなども完備してあるのが嬉しい。マシンはほとんど安心のテクノジム製。
高級ホテルにしては利用者は多めの印象で、2-3名くらいはいつもいる。朝7時くらいに利用した際は有酸素系が全てが埋まっていた。
特に朝はほとんどが外国の方で海外の健康意識の高さを感じる。
風呂
お風呂も同じく29階にある。更衣室からお風呂につながっている。
コンラッド東京はお風呂は宿泊者であれば誰でも利用できるのでありがたいが、その分混みがちである。
営業時間は朝6時から夜22時まで。
浴室は全体的に小ぶりである。
洗い場は浴室の前にシャワー室が1つ、浴室内にシャワー室が2つと洗い場が2つと計5箇所。
お風呂はちょっと変わってて、一人用の浴槽が四葉状に4つある感じ。
ドライサウナは2段でテレビなし、1段に2-3人座れる程度。温度は85度と熱くはないが、なぜか物足りない感じもそんなになかった。ただ、水風呂がないので温まりすぎないよう注意。
ドライサウナの隣にミストサウナあり。こちらも広さはドライサウナと同じくらいだった。
シャワーは普通のレベルの冷水しか出ないのが残念。
高級ホテルのサウナは利用者が限られることが多いためほとんど人がいないことが多いが、ここは4-5人程度だが常に人がいる感じだった。おそらく宿泊者全員入れるからだろう。混み過ぎている感じはないが全体的に狭めなので少し待たないといけないことがある。
特段めちゃくちゃいいサウナということはないが、高級ホテルのサウナはこんなものか。
プール
プールも同じく29階の水月にある。ここのプールはとても綺麗で映える。朝は6時から営業開始し、夜22時まで空いている。


とてもおしゃれな空間で気持ちがいいので時間がある時はプールサイドで読書をしたりすることもある。
周辺
汐留駅の近くなのでビジネス街という感じ。犬の散歩をしている人は少ないが、道も整備されており散歩はしやすい。
コンラッド東京はたまにしかいかないのでまだ十分開拓できていないがペットと行けるお食事処もいくつかあり、近隣でペットと行くところを紹介する。
萬菊

コンラッドから徒歩15分くらいかかるが本格的な和食屋さん。なんと店内ペット可。銀座の座敷の個室でペットと和食が食べれるのはなかなかすごい。
残念ながらペットメニューはない。
料金は1人あたり10,000~15,000円と安くはないが銀座という場所やペットフレンドリーなことを考えると妥当であろう。







量も結構ある。多すぎたからだと思うが食後少しお腹壊した。
味に関しては私も舌が肥えているわけではないので正確な評価ではないが、個人的には可もなく不可もなくという印象でめちゃおいしいというわけではない。ただペットと個室で和食を食べられるというメリットは計り知れない。
中国飯店 潮夢来
コンラッド東京から徒歩数分。
日本テレビタワーの1階に入っておりテラス席ペット可。ミシュラン星付きの系列店とのこと。
まだ行ったことはないのだが、行きたいと思っているお店。
中華なので脂質も多そうであり、食事制限が緩い時期に行きたいのと、テラス席なので涼しい時期にいきたいと思っており、タイミングが現時点ではなかなか合わない。
総評
ヒルトン系のホテルの中でコンラッドとウォルドーフアストリアの2つは高級感がある良いホテルだと思う。
その中でもコンラッド東京はペットを受け入れておりとてもありがたい。
エグゼクティブラウンジは非常に残念なクオリティなのだが、それ以外は総じていいホテルである。スタッフさん達がペットに話しかけてくれたり名前を覚えてくれたり歓迎してくれている雰囲気が何より嬉しい。
お部屋での人間のインルームダイニングも充実しているしペット用の食事もとても凝っており充実している。
またフィットネスジムやお風呂、プールなど人間が楽しめる設備もしっかり整っている。
総合的にはペットと優雅に過ごすにはいいホテルであり、今後も時々利用すると思う。