ダブルツリーバイヒルトン富山

富山に出張。富山駅近でいいホテルはないかと探すも見つからなかった。

大変失礼だが消去法でダブルツリーバイヒルトン富山を選択した。ヒルトン系列のカジュアルクラスのホテル。

2023年オープンと新しく綺麗なこと、富山駅から徒歩3分の好立地、そして大浴場がありサウナもついていることが決め手。

ヒルトンはダイヤモンドステータスも持っているため、ちょっとしたサービス(カフェでのドリンク1杯無料、朝食無料、13時までのレイトチェックアウト)などの特典も利用することができた。

総合的にははなかなか良かったため、忘備録にて記載。

飛行機

羽田-富山便はANAのプレミアムシートにて予約。JALはファーストクラスがない路線なので消去法的にANAになる。

会社のメインクレジットカードがANAのカードなので、かなりの勢いでANAマイルが溜まっていく。そのため、こういう時にマイルでチケットを取っている。

ANAプレミアムシートは席はゆったりしていてハード面は悪くはないのだが、席数もそれなりにあるためかサービスの質はJALのファーストクラスと比べると雲泥の差で低い。

食事もかなり質素。昼食や夕食の時間でないフライトは軽食の提供になるが,これがもう飽き飽きするほど内容が変わらない。

いつもサンドイッチのようなものが2つ入った小さな箱がくるが、サンドイッチの内容もマイナーチェンジはしているのかもしれないが体感的にはずっと変わってない。流石に少しは変えてよ…、と思う。

今回もいつもと同じく質素はサンドイッチのみ。今回も席以外まったくプレミアム感がないANAのプレミアムシートだった。

チェックイン

1階の入り口を入るとすぐにフロント。こぢんまりした感じで高級感はあまりないが新しく綺麗なフロントだった。

レンタカーを借りていたがホテルに駐車場はない。提携駐車場もなく近くのコインパーキングに自分で止めてくださいとのこと。

富山駅前なのでコインパーキングはたくさんあり、だいたい100円/時間と値段も高くない。ホテルの隣にあるコインパーキングに泊めたが、17時くらいから翌日10時くらいまで泊めて1300円だった。

17時ごろホテルにチェックイン。フロントはお客さんが2-3人待っており、5分くらい待った。外国人が多く、説明に時間がかかっている印象。

今年富山がニューヨークタイムズで「2025年に行くべき52ヶ所」に選出されたこともあり観光客が増えているのか。

フロントでダイヤモンド特典として、ラウンジがない分2階のレストランでドリンク1杯無料とレイトチェックアウト、朝食が無料でつくことを説明してもらい、ダブルツリー名物?の温かいクッキーと何故か温泉の素を2袋もらった。

簡単な説明を受けて、ルームカードを渡される。フロントの対応は丁寧だった。

部屋

部屋は「キングプレミアムスイート」を予約。

ホテル内の最上位の部屋だが何と約6万円とかなり安かった。最上階の13階にあり、約70平米と広さも十分。

家具も部屋の雰囲気もおしゃれで清潔感もあり、値段を考えるとかなり満足度は高い。

部屋はリビングと寝室と2つに分かれており、トイレも2ヶ所、奥に浴室もあり広々とした作り。

コーヒーマシンにカプセルが2つと少ない。後はドリップコーヒーが何個かあった。

冷蔵庫はあるがペットボトルの水はなし。近くに給水機兼製氷機があり、自分で汲みに行かないといけないのは少し面倒だった。

ジム

フィットネスジムは4階にあり、24時間利用可能。

すごい広いわけではないが、狭苦しい感じはない。一般的なホテルのジムという感じ。

ジム内に給水機がないのが残念だが、ジムを出たところに給水機と紙コップあり(ジムの目の前が男性の大浴場なので、お風呂上がりのお客さん用か)。

有酸素系はエアロバイク1台、ランニングマシン2-3台。

ダンベル系はフラットベンチと可変式ベンチ1台ずつ。ダンベルは2キロ刻みで14キロまで揃っている。

あとはスミスマシン1台と一般的な筋力トレーニングはおおむね対応できる設備。

20-21時ごろに利用したが、利用者は1-2人いるくらいで少なかった。

マシンはテクノジム社製。

大浴場

ジムと同じく4階に大浴場がある。23時まで利用可能で朝は6時から。

作りはシンプルで、大きめの内風呂が1つと、1-2人入れる大きさの小さな水風呂1つ、そしてサウナが1つ。

洗い場は5つとシャワーが1つ。

新しいホテルなので全体的に新しく綺麗。

サウナは2段で4-6人くらい入れるか。テレビなし。温度は90度前後となかなか。2段目で8分入ったが結構暑かった。

水風呂はサウナ出てすぐ隣と動線良好。温度計がなかったが体感で17度くらいか。温度もまずまず。

外気浴はないが、浴室にととのいすが4つ、脱衣所にも座れるところが4-5席ほど。脱衣所には扇風機(ダイソン)はあるが風は弱く、しっかりと涼めるかというと微妙。

何か尖ったところがあるサウナではなく、普通の大浴場。でも必要なものはちゃんと揃っていて「これでいいんだよ!」と満足できるサウナ。綺麗で落ち着く普通にいいサウナだった。

18時ごろと21時ごろ利用した。18時ごろとは日本人のお客さん数名で静かだったが、21時ごろは利用者も8名くらいおり、海外の方や小さい子供もおり、少しザワザワしていた。

食事

夕食は外で食べたため利用せず。富山は海の幸とブラックラーメンが有名らしく、近くにおいしいお店もたくさんある。

20時ごろに2階のレストランにドリンクを飲みに行ってみたが、おしゃれで素敵なレストランだった。

翌朝の朝食はヒルトンダイヤモンドステータスで無料でつくとのことで利用させてもらった。

カジュアルホテルではあるが、エッグステーションがあったりと普通のいいホテルと遜色ない朝食だった。富山名物のかまぼこやホタルイカなども置いてくれており、結構楽しめた。

周辺

目の前が富山駅で、利便性は極めて良い。

富山駅ですごいと思ったのが、駅ビルに結構美味しい海鮮のお店や有名なブラックラーメンのお店がしっかり入っているところ。なんかそういうのって港近くの市場とかちょっと外れまでいかないとなさそうなイメージを勝手に持っていたが富山を満喫できる食事を富山駅前で気軽に食べることができた。

富山名物の白エビを天ぷらや生でいただける富山駅中にある「白えび亭」、富山駅近くで評判の良かった海鮮のお店「吟魚(ぎんぎょ)」、有名な富山ブラックのラーメン屋「大喜(たいき)」などで食事をしたがとても美味しかった。

富山駅の中には回転寿司屋も何店舗かあったが、平日なのに行列ができているところもあった。きっとここも美味しいのだろう。

【吟魚】

板わさ
黒作り(イカ墨の塩辛)
刺身盛り合わせ
えびまよ(絶品!!)
のどぐろ

【大喜】

あっさりでがつんとこない物足りなさはあるが、さっぱり美味しい。小と大があるが小が普通のサイズ。

観光

観光は…。特に富山駅付近で行きたいなと思うところは今回は見当たらなかった。

なので車で1時間くらいかけて白川郷にいってみた。

総評

最上位のスイートルームを6万円という破格で泊まれるのはすごい。6万だからしょぼいということもなくお部屋は綺麗で広く、立派だった。

大浴場・サウナやジムもしっかり整っており、近隣に美味しいお店も多く、富山駅も目の前にあり、総合的な満足度は高いと感じた。一般的な部屋であれば1万円台で宿泊でき、それで大浴場やサウナ、ジムも使えるためコストパフォーマンスも良いのではないか。

富山駅前にホテルはいくつかあるが、いわゆる高級ホテルはなさそう。そのためこのダブルツリーバイヒルトン富山が相対的にこの付近では高級ホテルに入る。

ただ、新しく綺麗ではあるが高級ホテル的なサービスや満足度は得られない。そもそも高級ホテルではないので当たり前だが。

ヒルトン系列はコンラッド、ウォルドーフ・アストリアが高級ホテルに該当し、その下のヒルトンがスタンダードホテルになる。ダブルツリーはヒルトンのさらに下のクラスであるため、カジュアルホテルの位置付けと思われる。

スタンダードな部屋な1万円台から泊まれるため、ファミリーや安さで選んでいる外国人旅行者も一定数いるように感じられた。そのため時間帯によっては大浴場は子供が騒いだり、旅行客でうるさかったりすることがあり、ゆっくりお風呂やサウナに入りたい方は注意が必要かもしれない。

ただ、とは言っても富山駅でこのクオリーティのスイートルームがあるホテルは少ないと思うしいいホテル。またくる機会があればまた泊まりたいと思う。