リッツカールトン京都 【京都の送り火鑑賞】

京都では毎年8月16日に「送り火」が行われる。

8月16日の20時から、京都市内を囲む5つの山で火が灯され、それぞれの山に文字が浮かび上がる。

全ての文字が見える場所というのはかなり限られており、また一つの山をみるだけでも真夏の京都という超絶に暑い中を外で待たないといけないのでかなりしんどい。

しかし、調べてみるといくつかのホテルでは部屋から送り火が見えるというではないか。

これは見に行くしかないと急遽思い立ち、送り火が見えるホテルを検索。

探し始めたのが7月と直前だったため、ほとんどのホテルでは空きがなかったが、リッツカールトン京都が空いていた。

こういう日はもれなく宿泊料が激高だが、経験はプライスレス!と自分に言い聞かせ、予約をとって送り火を見てきた。

忘れないように記録する。

アクセス

今回は東京駅から京都駅まで新幹線で行った。飛行機と迷ったが、かかる時間としては新幹線のほうが早い。

飛行機は羽田から伊丹にいくのに1時間、そこから電車なりタクシーなりで京都まで行くが1時間前後かかる。待ち時間なども合わせると3〜4時間はかかると思われる。

新幹線だと東京から京都まで2時間ちょっとだ。東京-京都間は自由席、指定席、グリーン席があり、最上位のグランクラスはない。ただ、グリーン席でも快適に過ごすことができる。

京都駅からリッツカールトン京都まではバスあるいは電車で20分ほど。

チェックイン

中に入るまでも素敵な道

チェックインは15時から。空きがあればアーリーチェックインをさせてもらえる。

今回は13時頃に到着。1年くらい前に泊まった際は普通にカウンターでチェックインだったが今回はスイートだからかバーに案内していただき、バーでお茶を飲みながらチェックイン手続きをさせていただいた。

お茶と八橋を頂いた

リッツカールトンはマリオットグループであるため、マリオットのステータスがあるとちょっとだけサービスが受けられる。

自分はクレジットカード保有&年間400万決済でプラチナエリートになっており、

  • 朝食無料
  • アーリーチェックイン(13時から)

がもらえた。

客室によってはアップグレードの可能性もあるようだが、送り火というホテルが混む時期だったのと、最初からスイートだったため、こちらは受けられず。

また翌日空きがあればレイトチェックアウトも受けられるが今回は空きがなくできないとのことだった。

リッツカールトングループはプラチナエリートを保有していても朝食無料特典はつかないのが普通だが、リッツカールトン京都だけはなぜかつく(エグゼクティブラウンジがないから?)。

普通に頼むと7000円くらいするらしいのでこれはちょっと得した気分で嬉しい。

部屋

リッツカールトン京都にはいくつかの部屋があるが、価格帯は高めで1泊15万以上はする。

リッツカールトンは目の前に鴨川が流れており、「カモガワビュー」の部屋がある。これが送り火の山の方向になり、カモガワビューは同じ部屋でもシティビューやコートヤードビューと比べても高い(1泊20万ほどから)。

送り火の日はすでに空いている部屋が少なかったが2週間ほど前の時点で「カモガワビュー」の他、山がとてもよく見える「マウンテンビュー ガーデンテラススイート」が空いていた。

金額はカモガワビューが20万、マウンテンビュースイートが40万…。さすがリッツカールトン。

電話で送り火の見えやすさはそれぞれどうかと尋ねると、カモガワビューはいくつか部屋があるので部屋によっては結構見やすいが、その部屋の確約はできない、一方マウンテンビューはよく見える位置だし、テラスもあってそこでゆっくり座りながら鑑賞することができますよと。

確かに椅子に座って優雅に飲み物でも飲みながら送り火を観るのはとてと貴重な体験になりそうだ。

なかなかの金額だが素敵な思い出はプライスレスと考え、断腸の思いでマウンテンビューを選択した。

エレベーターホールもおしゃれ
廊下は石畳調のカーペットで雰囲気がある

【マウンテンビュースイート(70平米)】

庭園がついているのが贅沢
ウェルカムフルーツ・ドリンクをたくさん頂いた
リビング、寝室、ウェットエリアの3部屋に別れている
テラスに座りながら送り火を観れる
ガーデンテラスがなかなか広くて贅沢
テラスから鴨川もみえる

ジム

ジムは地下2階にあり、24時間利用可能。ロッカーは22時で閉まるので22時以降の利用は直接ジム着を着て行く必要がある。日中であればジム着のレンタルもできるが有料。

広さはそんなにないがコンパクトにダンベルやマシン類は揃っており、だいたいのトレーニングはできるレベル。

夜21時頃に1〜2時間ほど利用したが、自分以外の利用者はおらず貸切状態だった。

水は常温ボトルと冷蔵庫内にもボトルあり。またポカリスエット・アクエリアスも置いてある。栄養補充のプロテインバーがあるのが嬉しい。

ウェイト系はスミスマシンがある。ベンチプレス、スクワットはできるがバーがあまり下まで下がらないのでデッドリフトは難しい。

またダンベルもある程度の重量まで揃っている。1〜10キロは1キロ刻み、12〜22キロは2キロ刻みである。

マシン系も一通りある。

ケーブルのチェストプレス(利用時は修理中だったが)

レッグプレス

ラットプルダウン

バーベルカールと腹筋台など。

有酸素系はエアロバイク2台、ステッパー2台、ウォーキングマシン3台。

体組成計はタニタ製の少し古いものが置いてある。足のみて測るタイプであり参考値程度か。

マシンはスミスマシンのみタフスタッフ製、あとは安心のテクノジム製。

プール

プールは地下2階にあり、22時までと結構早くに閉まってしまう。朝は6時半からやっている。

地下2階まで降りるとえらく長い通路があり、そこを歩いていくと受付がある。ちょっと不安になるくらい長い。

ここのプールはそんなに広くはないが、おしゃれな雰囲気でラグジュアリー感がある。ただ、伺った際はたまたまかもしれないが子供が4〜5人いて、かなり騒がしかった。大声で騒いだり走り回ったりプールに飛び込んだり結構やりたい放題でスタッフさんも困り顔だった。親御さん(外国の方)も「やめなさい!」と叱っていたが子供のテンションが上がりすぎておさまらず。

ちょっとゆっくりは出来なかったが、テンションが上がるのも分からなくもない。親御さんも「sorry…」と申し訳なさそうに謝ってくれた。観光シーズンだとうるさいことも多いのかもしれない。

高級ホテルのプールは小さい子NGのところも多いがここは小さい子OKらしい。なのでプールでゆったりと過ごすことを重視する方はこのホテル以外がいいかもしれない。

サウナがプールに面したところにあり、なんかオシャレ。そのためサウナは水着着用であるが、サウナからプールの様子が見れる。

サウナは2段だが広々とした設計。10人くらいは入れそう。温度は温度計上78度と低め。

プールはあるが水風呂がないのが残念。ただサウナも温度低めなのでプールくらいでちょうどいいかもしれない。

ロッカーに浴槽が1つあり、40度くらい。4人くらいは入れるか。

ロッカー
ロッカーの先にある小さなお風呂(水着で入る)

食事

リッツカールトン京都には食事処も多くある。

入ってすぐにあるラウンジの他、

  • ロビーラウンジ
  • 水暉(地下1階、和食)
  • ラ・ロカンダ(1階 イタリアン)
  • バー

がある。また1階にピエールエルメのチョコやマカロンを売っているお店もある。

【ピエールエルメ】

マカロンを頂いた。京都オリジナルマカロンもあった。

【水暉】

宿泊当日の昼食は水暉を利用。14時前に入店したため、コースはすでに終了しておりアラカルトのみ。

ランチ時間ギリギリの入店だったがお客さんは結構多かった。

先付け
海鮮丼を頂いた。8000円と高いが美味しかった。

また朝食は和食か洋食を選べる。和食ならここ水暉、洋食なら1階のラ・ロカンダで頂ける。

今回は和食を選択。どちらでもリッツカールトン京都名物のピエールエルメのパンを頂ける。

ピエールエルメのパンが食べ放題
先付け
すごい箱きた
開けるとこんな感じ

【ラウンジバー】

【インルームダイニング】

今回は夕食は送り火を見ながらインルームで食べたかったので夕食時にレストランは利用せず。インルームメニュー数も十分で一通りあった。

京赤地鶏のグリル
和牛のグリル

【The Bar】

今回、バーは利用しなかったがチェックインをバーでした。とても雰囲気は良かった。

送り火

8月16日20時から京都送り火が始まった。

少し前にインルームの食事を届くように手配し、食事を食べながらテラスで鑑賞。

夜になると結構な雨が降り始め心配になったが今まで50年間雨で中止になったことはなかったとのこと。

真夏で暑いが20時だと少し涼しくなりなんとか外で過ごせた。

小さくしか見えないと思っていたが、意外としっかり見えた。なかなかの迫力で感動。

20時になると少しずつ点火されはじめた
テラスから撮影。結構しっかり見える
部屋の中からでもそれなりに見える
頑張って見ると法も少しだけ見えた

おおよそ15分もすると段々と火が消え始めてしまった。わずか20-30分ではあったが、とても貴重な体験だった。

総括

京都にはいいホテルが多く、毎回訪れる際はどこに泊まるか悩んでしまう。リッツカールトン京都は今まで2回泊まっているがとてもラグジュアリーで素敵なホテル。

また泊まりたいと思えるホテルだが、料金も高く気軽にはなかなか泊まれない。京都はどこもそうだがホテル料金がちょっと他の地域とは違う。

それだけ観光客が多いということなのだろう。

京都にはリッツカールトン以外にも

  • アマン京都
  • HOTEL THE MITSUI KYOTO ラグジュアリーコレクション
  • 翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル京都
  • ROKU KYOTO
  • フォーシーズンズホテル京都

など泊まりたいところがたくさんある。

どこも高いが頑張ってお金を貯めて祭りやイベント、出張などの際に少しずつ泊まっていきたい。

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