車にすごく興味があるわけではないが、「成功したらいつかはスーパーカーに乗ってみたい」という想いは若い頃からなんとなく持っていた。
そんな強烈な思いではなかったのでそのまま実現せず中年になってしまったが、気がつけばスーパーカーを無理なく買えるくらいには自分が成長していることに気づいた。
そんなわけで、思い切ってスーパーカーを買ってみることとした。
購入したのはスーパーカーの代名詞、フェラーリのポルトフィーノ。
新車じゃなきゃ嫌だという思いもないので中古車で購入。高級中古車販売で有名なコーンズさんで購入したが、最初お店に行く時は緊張した。
試乗してテンションが上がり、そのまま購入してしまった。
ポルトフィーノはフェラーリの中では最安といってもいい。「街乗りできるフェラーリ」というフェラーリの中では初心者向けの車らしい。
本物のフェラリスタ(フェラーリ乗りをこういうらしい!)からするとポルトフィーノなんて乗っているようじゃまだまだと思われるのかもしれないが、自分的にはとても良い買い物をしたと思っている。
まずフェラーリにしては安いので、比較的気兼ねなく日常遣いができる。これが8000万とかするフェラーリならこうは行かないだろう。特別な時しか使えないし、普段はガレージに置きっぱなしになってしまいそうだ。
「まぁ、そんなめっちゃ高い車じゃないし」という気持ちから週末のちょっとしたお出かけで気軽に乗り回せる!
そして、自分は運転が下手なのでいつかぶつけると思うが、それこそ1億のフェラーリをぶつけたらもうしばらくは立ち直れないと思う。でもポルトフィーノなら、もちろん落ち込むは落ち込むが、なんとか持ちこたえられそうだ。
これ以上高いフェラーリは、その金額を日常遣いしてもいいと思えるくらいのお金持ちになったらまた買おうと思う。
ちなみに運転のしやすさは期待できない。純正ナビも精度が悪くほとんど使わない。軽自動車や日本車の方がはるかに快適に運転できる。合理的に考えれば全く不要な車だ。
それでもなぜかほしくなってしまうのがスーパーカーの魅力なのか。