瀬戸内リトリート 青凪 by 温故知新

愛媛に出張あり、以前から気になっていた「瀬戸内リトリート青凪」に宿泊。

今まで愛媛に行く時は道後温泉付近の旅館に泊まることが多かった。ここのホテルは松山市街から車で30分ほどと少し距離があるため、道後温泉や松山市街観光を楽しもうと考えた場合はちょっと不便。

ただおしゃれな写真と評判もとてもいいホテルであったため、今回はホテルを楽しむという目的で宿泊してみた。

1泊10万以上(最上位の青凪スイートは20万以上)と周囲の相場からすると高額なホテルではあったが、とても素晴らしく満足度の高いホテルだった。元美術館を改装したホテルは唯一無二で、思い出に残る良い滞在を過ごすことができた。

アクセス

羽田空港から出発。

羽田-松山はANA便を利用。羽田から松山の便は隅っこの搭乗口になりがちなので遅れないように注意。手荷物検査場から10分以上歩くこともある。

飛行機で羽田から松山は1.5時間くらいと結構近い。

松山空港に着いてからも空港でレンタカーを借りて20分ほどで松山市街に着く。松山空港は松山市街からそんなに離れていないので旅行者としてはありがたい。また松山市街から観光地の道後温泉も車で10分と近い。

リトリート青凪は松山空港からは車で40分ほど、松山市街からは車で25分くらい。山の中にあり車以外の移動手段は難しいと思われる。

山の中にあり、道中はかなりのカーブの多い山道。途中から道も狭くなるので結構大変。「本当にこの先にホテルある?」と不安になる。

外観・チェックイン

仕事が終わってから伺ったため、16時半ごろにホテルに到着。

かなりの山道だったため不安だったが無事到着。

到着するとスタッフさんが出てきてラウンジまで案内してくれ、そこでチェックイン手続きを行う。ウェルカムドリンクの温州みかんジュースがおいしかった(アルコール系のウェルカムドリンクもある)。

ホテルはコンクリート打ちっぱなしのおしゃれな建物。

安藤忠雄氏設計のゲストハウス付き美術館(エリエール美術館、現在は閉館)を改装してホテルにしているとのことであった。さすが元美術館で全体的にスタイリッシュ。絵や美術品も至る所に飾られていた。

客室は全7室と少なく、他の宿泊客と顔を合わせることも少ない。

部屋

今回は「半露天温泉スイート フォレストビュー」を選択。

お部屋は4種類くらいあったが、露天風呂が付いている部屋と付いてない部屋があり、露天風呂付きが良かったのでこちらの部屋にした。

約100平米と広い。建物自体は古いため家具もところどころは古さを感じるが、全体的には古臭さはなくとてもおしゃれな部屋だった。

3階のお部屋で窓からは素晴らしい自然と奥には海も少し見えた。

【半露天温泉スイート フォレストビュー(室内106平米)】

コーヒー豆のパックが置いてあり、自分で引いていただくことができる。その他ミネラルウォーターや地元のお菓子なども置いてあり、全部無料。冷蔵庫内のものも全部無料とのこと。

また、お風呂がとても素敵だった。広くて伸び伸び入れる上に寝湯スペースもある(お風呂の右半分は浅くなっており寝湯になっている)。

お風呂の横には外気浴用のイスも用意されている。

食事

夕食と朝食付きのプランを選択。いずれも地下1階のレストランでいただく。

【夕食(和会席)】

【朝食(和朝食)】

プール・サウナ

プールは2種類あり、本館屋上にある屋外プールと、本館地下1階にある屋内プール。

屋外プールは宿泊者のみ利用可能で朝6時から日没まで利用可能。とてもおしゃれで映えるプール。宿泊者も少ないので混み合うこともない。

飲み物(レモン水と何故か缶のクリームソーダ)を置いてくれている。

プールの先には大自然が広がっており美しい。

屋外プールは完全予約制で1時間11,000円。夜23時まで。ジャグジーとドライサウナもついている。プールサイドはちょっとしたバーみたいになってておしゃれ(でも実際に飲み物とか頼めるわけではない)。

シャワー室や洗面台、給水機などもしっかり設置されており、タオル、水着、プールキャップ、水中眼鏡まで用意してくれている。

サウナは、2段で奥側は寝そべれるようになっている。貸切なのにとても広い。座るスペースはそこまで多くなく6人くらいだが、貸切なので問題なし。温度は90度前後。

体感だがそこまでバチバチに身体があったまるわけではなくマイルドなサウナ。横になれるので長い時間入っていられる。

屋内なので外気浴はできない。プールやシャワーが水風呂がわりになるが温度は20度前後と冷たくはない。そこは残念だが、素敵なホテルにサウナまで着いていたことを考えると総合的にはなかなか満足度は高い。

その他付帯施設

残念ながらフィットネスジムや大浴場などはない。

建物が美術館の趣を残しており、通路のあちこちにアートが飾られており歩くだけでも楽しめる。

屋外プールがある本館2階には宿泊者向けのラウンジが用意されており、お酒、ジュース、コーヒー、クッキーなどをいただくことができる。

周辺

このホテルは山の奥にあり、周辺に観光できるところはほとんどない。最寄りのコンビニまでも車で15分ほど山道を走らないといけない。

30分くらい車で走れば道後温泉や松山市街があるので、日中そちらで観光して、その後はこのホテルでゆっくりするのはいいかも。

ホテルの隣には大王製紙のゴルフ場「エリエールゴルフクラブ松山」がある。このホテルも元々は大王製紙がゲストハウス付き美術館として作ったらしい。今も所有者は大王製紙社とのこと。

ゴルフをする方には疲れた後にそのまま泊まれるので良いのかもしれない。

全然周辺ではないが、昼ごはんは松山市街で愛媛名物の鯛めしを食べた。松山近郊には鯛めし屋さんがたくさんあるが、。「もとやま」というところが人も並んで人気があるみたいだった。ちょっと並んで食べたが美味しかった。

また道後温泉では、松山地鶏が食べれる「サムライダイニングIRORI」というお店に行ってみた。一見すると愛媛感がないが、松山鶏とか鯛の刺身などあり。雰囲気がとてもよく、高タンパクで美味しかった。また来たい。

同じく道後温泉入り口にある「白鷺カフェ」。何回か来ているが大正の雰囲気があってとても良い。いつとお客さんが結構入っており人気店なのだろう。

まとめ

想像以上に良かった。

ホテルに着くまではかなりの山道を進むため不安だったが、本当に静かでゆっくりできるホテル。

元美術館という他のホテルにはない雰囲気、山の奥の自然豊かな場所にあり最大7組しか宿泊者がいない高いプライベート性など自分にとってはとても良かった。

食事も高級感がありおいしく、お部屋の半露天風呂も気持ちいい。

チェックインが少し遅めだったのもあり、「もうチェックアウトかぁ。もう少し居たいなぁ」と名残惜しくなってしまうホテルだった。

次に来る時は最上位の青凪スイートに泊まってみたい。

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