JALファーストクラス(国内線)

仕事の出張で国内線を月に1〜2回程度利用する。主にANAかJALを利用するが、国内線でもっとも満足度が高い席がJALのファーストクラス席だと思う。

就航路線も限られており、また金額も高いため乗れる機会が多いわけではないが、タイミングが合う時は使っている。

JAL国内線ファーストクラス就航路線

JALのファーストクラス席は限られた路線にしかない。具体的には利用者の多い、

  • 羽田ー新千歳
  • 羽田ー伊丹
  • 羽田ー福岡
  • 羽田ー那覇
  • 羽田ー石垣
  • 羽田ー広島
  • 羽田ー鹿児島
  • 伊丹ー那覇

だ(2025年時点)。

ほとんどが羽田発なので羽田が最寄空港でない場合は利用できる機会はかなり限られる。

JAL国内線ファーストクラスの金額

金額もANAやその他航空会社全て含めても一番高い。おおよそだが安くても片道4〜5万、高いと10万以上かかるので、往復で羽田-沖縄を2人で往復したりすると、それだけで40万ほどかかってしまう。

確かに高いのだが、その分快適で充実したフライトを楽しむことができる。

JAL国内線ファーストクラスの過ごし方

ファーストクラスのシートを取ると、まずは特別な保安検査場から制限区域内に入ることができる。

レーンにはほとんどお客さんがいないのでほぼ待ち時間なしで保安検査が終わる。

また保安検査を抜けると近くにラウンジか設置されている。

羽田空港、伊丹空港、福岡空港、新千歳空港、那覇空港ではJAL最上位のダイアモンドプレミアラウンジを利用することができる。

それ以外の空港(鹿児島空港、広島空港、石垣空港)には残念ながらダイヤモンドプレミアラウンジがないため、サクララウンジを利用することができる。

フライトの少し前になったら搭乗口に向かう。ファーストクラス搭乗者はGroup1に振り分けられ、一般客の中では一番最初に機内に案内される。

ファーストクラスシートは白を基調にした革張りの立派な席で、席幅も広くフライト中もゆったりと過ごすことができる。

席に座るとすぐにファーストクラス担当のCAさんが挨拶に来てくれ、コートを預かったり、ブランケットなど必要なものを手配してくれたり、お水を持ってきてくれる。

フライト後しばらくすると飲み物と食事を持ってきてくれる。機内食はANAプレミアムシートでも提供されるが、ANAには申し訳ないがANAプレミアムとJALファーストでは食事のクオリティが全然異なる。

ANAプレミアムではちょっとしたお弁当という感じだが、JALファーストでは暖かいちゃんとした食事が提供される。

食後も希望者には飲み物のおかわりやちょっとしたスナック、お菓子をいただくことができる。

食べたりない方は、JAL機名物の「らーめんですかい」「うどんですかい」というカップ麺もいただける。これがなかなか美味しい。

「ちゃんぽんですかい」もあるらしいがこちらはまだ出会ったことはない。

着陸体制に入るまでサービスは継続される。

着陸後も一番最初に機内から降りることができる。

ファーストクラスに乗る意義

国内線、国際線に限らず、いい席というのは昔からある。よく「着く時間は同じなのに高いお金を払っていい席に乗る意味はないのではないか」という意見を聞く。

私自身、若い頃はそう思っていたし、ネットで探しまくってエコノミー席を一番安く取ることが大正解だと思っていた。

それは一つの価値観なので間違っていることはない。確かに着く時間が早くなるわけでもないものに大金を払うのは馬鹿げているというのも考え方の一つだ。

中年になり、きっかけがあっていい席に乗るようになってからは、若い時とは違った視点でメリットを感じ、以降は可能な限りいい席で旅行や出張にいくようにしている。なぜ考えが変わったのかというと、次のようなことを感じたからだ。

まずは疲労度の違いだ。若い頃は体力もあるのでエコノミー席で何時間過ごしても、多少の辛さはあっても実質的な損失はない。しかしおっさんになってくると若い時よりは体が疲れやすい。

せっかく念願の場所にいけたのに体が疲弊していたら100%楽しめないが、いい席を使うことで疲労を軽減させ、旅行の主目的を全力で楽しむことができる。

また一番のメリットと感じているのが、いい席を取ることでフライトが退屈な移動時間から、楽しい旅行の一部に変わることだ。

これは特に国際線で感じることだが、エコノミー席がに長時間乗るのはなかなか辛い。でも着いたら楽しい旅行が始まると思って耐えられる。若い頃はそれで良かったが、良い席になるとフライトも度の一部になる。ゆったりと座りご飯を食べ、お酒を飲み、フルフラットで心地よく眠ることができる。高級ホテルでゆったり過ごすとまではいかないが、それなりにゆったりと過ごせる。これは若い頃には気づかない視点だった。

更にいうと、いい席を取ることでプライベート空間が保たれ、隣に嫌な乗客や変な乗客がいた場合に自分が受けるストレスを軽減できるというメリットも感じる。

隣の席の人間は選べない。残念ながらマナーを守れない人や隣への迷惑を考えられない人もいて、そう言う人が隣になる可能性は常にあり、それは自分の努力で回避はできない。

でも良い席を取れば席と席の距離がしっかりと保たれる。良い席に乗っても横柄な人だったり、マナーが守れない人はいるのだが、プライベート空間が保たれているのでエコノミーの時よりは気にならない。

このような理由からお金を払って良い席を取るようにしている。

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